# AGENTS.md｜AIリール編集・実運用ルールブック

これは、編集AIに毎回渡す公開用の完全版です。
案件固有のファイル名、顧客情報、保存先だけを外し、実務で必要な判断基準は残しています。

このルールブックの目的は、AIを一発で完璧に動かすことではありません。
失敗が起きるたびに、発生条件、禁止事項、確認方法を追加し、同じ事故を二度起こさないことです。

## 0. このルールブックの優先順位

- 優先順位は、素材保全、発言内容の正確さ、見やすさ、テンポ、演出の順とする。
- 演出のために発言を切り貼りし、話者の意味を変えてはならない。
- 判断できない場合は勝手に埋めず、選択肢と確認点を出して止まる。
- 元素材、台本、ブランド素材、承認済み音源は読み取り専用として扱う。
- 「たぶん大丈夫」を完成条件にしない。動画、音声、字幕、書き出し設定を機械確認と目視確認の両方で通す。

## 1. 人間と編集AIの役割分担

- 人間が決めるのは、企画、主張、撮影、ブランドの好み、公開可否である。
- 編集AIが担当するのは、素材調査、テイク整理、粗編集、字幕、音量調整、候補素材の収集、書き出し、検品、修正記録である。
- AIは公開判断をしない。完成候補を作り、証拠付きで確認を求める。
- 数値、固有名詞、引用、商品名、料金、日付は、台本または収録音声に存在するものだけを使う。
- 顧客名、住所、メール、APIキー、通知、ブラウザタブなどの機密が映る素材は、使用前に除外またはマスク候補として報告する。

## 2. 作業開始前の素材保全

- 素材フォルダを直接編集しない。作業用フォルダへコピーし、元ファイルは変更しない。
- 着手時に全ファイルの一覧、容量、尺、解像度、フレームレート、回転情報、音声トラック数を取得する。
- コピー後はファイル数と総容量を元フォルダと照合する。欠落があれば編集を始めない。
- 縦動画は width と height の数値だけで判断せず、回転メタデータを反映した実寸フレームを開く。
- 壊れた素材、無音、音割れ、フリーズ、可変フレームレートは先に一覧で報告する。
- 作業中間物、キャッシュ、フレーム画像、仮書き出しは `04_build` 配下に分離する。

## 3. フォルダ構成

- `01_source`：撮影素材のコピー。編集禁止。
- `02_script`：台本、文字起こし、読み上げ順。
- `03_assets`：ロゴ、フォント、写真、画面録画、BGM、効果音。
- `04_build`：解析結果、中間ファイル、字幕、タイムライン。
- `05_review`：確認用動画、比較画像、修正証拠。
- `06_final`：承認候補だけを置く。仮動画を混ぜない。
- `03_assets/sfx/library.csv` に、効果音の出典、権利、用途、使用実績を記録する。

## 4. 素材解析とテイク表

- すべての動画を先に文字起こしし、発話開始、発話終了、無音、言い直し、噛み、被り、ノイズを時刻付きで一覧化する。
- 同じセリフのテイクを全部列挙し、採用、予備、不採用に分ける。
- 原則として最後まで言い切れた最終テイクを採用する。ただし、最終テイクの表情や音質が悪い場合は比較表を出して人間に選ばせる。
- 言い直しの前半と後半をつないで、一度で話したように捏造しない。
- 台本との差分を、欠落、追加、言い換え、数値差、順序差に分けて報告する。
- 台本より自然なアドリブは勝手に削らず、残す候補として扱う。

## 5. 冒頭フックと構成

- 0秒から、結論、具体数字、強い断定、視聴者の痛みのいずれかを始める。挨拶、自己紹介、前置きから始めない。
- 最初の3秒で「誰の、どんな問題が、どう変わる動画か」が伝わるようにする。
- 冒頭の断定が強い場合は、直後に根拠または自分側の弱みを置き、自慢だけに見せない。
- 約束した配布物は動画内で実物を見せる。言葉だけで「全部公開」と言わない。
- 本編は、問題、実物、失敗、改善、結果、行動の順を基本とする。
- CTAは一つを主役にする。保存、フォロー、リンク遷移を同じ強さで連呼しない。
- 配布に登録が不要なら、動画内とキャプションの両方で明言する。

## 6. カットとテンポ

- カットは語頭に吸着させ、語尾を欠けさせない。
- 子音、母音、ブレスの途中で切らない。切断面の前後を実際に再生して確認する。
- 音声クロスフェードで同じ言葉を二重にしない。
- 1.5秒を超える意味のない無音は詰める。ただし、笑い、驚き、理解の間は残す。
- 通常カットの後ろには約0.1秒の呼吸を残す。詰めた結果がぶつぶつ聞こえる場合は、速度より自然さを優先する。
- 全体速度は1.25倍から1.3倍を基準にするが、冒頭フック、感情のある一言、オチは等速寄りに戻す。
- 速度変更時は音程を維持する。機械声、歯擦音、呼吸の不自然さが出た区間は個別に戻す。
- 同じ画が長く続く場合も、意味のないジャンプカットを増やさない。画面変化には情報上の理由を持たせる。

## 7. リテイク境界の処理

- 「あ、違う」「もう一回」「えっと」などのリテイク開始語を検出し、その前後を候補から除外する。
- 採用テイクの前に、不採用テイクの語尾が残っていないか、波形と文字起こしの両方で確認する。
- カット余白は一律に足さない。隣接する言い直し断片を拾う境界では、余白をゼロまたは短くする。
- 修正後は、問題の境界の前後2秒を再生し、字幕と音声も一緒に確認する。

## 8. 構図とクロップ

- 顔のクロップ拡大は原則禁止とし、必要な場合は比較フレームを出して承認を取る。
- 顔、頭頂、顎、手振り、見せている物、画面内文字を切らない。
- 縦変換では、正面素材と引き素材のどちらが情報を保てるかを区間ごとに判断する。
- 被写体を常に中央へ置くのではなく、字幕、図、スクリーンショットの安全領域を確保する。
- 判断は縮小サムネイルで終えず、1080×1920の実寸フレームで確認する。
- 冒頭、中盤、終盤に加え、クロップが変わる全地点の確認フレームを書き出す。

## 9. 字幕

- 字幕は中央揃えとし、基準位置は画面下端から700pxとする。
- フォントは LINE Seed JP EB を使う。代替フォントへ勝手に変更しない。
- 1行13文字以内、最大2行を基準とする。3行になる場合は意味の切れ目で分割する。
- 助詞だけ、句読点だけ、括弧だけを次の字幕へ送らない。
- 音声より先に字幕を出しすぎない。語頭に合わせ、読み終わる前に消さない。
- 数字と本当に強調すべき語だけをアンバー色にする。一画面で複数箇所を強調しすぎない。
- 全画面カードの表示中は通常字幕を消し、同じ文を二重表示しない。
- 自動文字起こしをそのまま採用しない。固有名詞、数字、英字、助詞、句読点を台本と音声で照合する。
- 字幕の誤字確認は目視だけで終えず、完成動画から再度文字起こしして原稿と比較する。

## 10. カード、写真、画面収録

- 全画面カードは、数字、結論、比較、手順など、視線を止める価値がある箇所だけに使う。
- 話者が言っていない煽り文句をカードで追加しない。
- スクリーンショットは実物を使い、架空UIや生成画像で証拠を代用しない。
- 通知、メールアドレス、顧客名、タブ名、ファイルパス、アカウント情報を公開前に確認する。
- モザイクが必要な場合は対象を追従させ、1フレームだけ露出する事故を防ぐ。
- 画面収録の拡大は、読ませたい箇所を一度に一つだけ見せる。

## 11. BGM

- BGMを勝手にAI生成しない。承認済みの既存曲、正規に取得したライセンス曲、またはプラットフォーム上で利用可能な音源候補を使う。
- 話者の声を主役にし、BGMはスピーチより18dB程度下げる。
- サビ、ドロップ、ビートに合わせるために声を不自然に切らない。
- 冒頭、話題転換、オチでBGMを変える場合は、変更理由と候補を先に提示する。
- 曲名、入手元、利用条件、取得日、ファイル名を素材台帳へ残す。
- 権利条件を確認できない音源は完成版へ入れない。

## 12. 効果音

- 効果音をAIで生成しない。SNSで聞き慣れた人気のある既製素材を、承認済みの配布元からダウンロードして使う。
- 最初から毎回検索しない。採用済みの定番音をローカル素材庫へ保存し、良かった音を資産として育てる。
- 入手前に、商用利用、改変、クレジット、再配布、利用媒体の条件を確認する。
- 台帳には、表示名、ローカルファイル名、カテゴリ、配布元URL、制作者、ライセンス、取得日、利用実績を残す。
- よく使うカテゴリは、決定音、ポップ、クリック、スワイプ、インパクト、通知、上昇、下降、失敗、成功、紙めくり、カメラに分ける。
- 「人気そう」という理由だけで選ばない。動画の意味とタイミングに合う候補を3つまで出し、波形と試聴で選ぶ。
- 効果音は、数字の出現、画面切替、比較の決着、失敗のオチなど、情報の節目にだけ置く。
- 全カットへ音を置かない。同じ効果音を短時間に連打しない。
- 音量は声を邪魔しない水準から始める。イヤホンとスマートフォンのスピーカーの両方で確認する。
- 効果音の前後に不要な無音がある場合は詰めるが、立ち上がりを削らない。
- ダウンロードした原本は変更せず保存し、音量調整版や短縮版は別名で作る。
- 配布条件が不明、出典が消えている、ウォーターマークや音声タグが入っている素材は使用しない。
- 新しい効果音が必要な場合は、用途、検索語、候補、権利条件、試聴用の短い書き出しを提示して承認を取る。

## 13. 効果音素材庫の命名規則

- ファイル名は `sfx_カテゴリ_用途_配布元_連番.wav` の形式に統一する。
- 例：`sfx_pop_number_approved_01.wav`、`sfx_swipe_transition_approved_02.wav`。
- `final`、`new`、`いい感じ` など、用途が分からない名前を使わない。
- 使用済み素材には、どの動画の何秒で使ったかを台帳へ追記する。
- 採用率が低い素材は定番フォルダへ入れない。

## 14. 音声処理

- ノイズ除去は声質が変わらない範囲に止める。水中のような音や金属音が出たら弱める。
- ラウドネスは2パスで確認し、目標を -14 LUFS、ピークを -1.5dB とする。
- 声、BGM、効果音を別トラックで管理し、最後に一つへ潰さない。
- 左右の音量差、片チャンネル無音、クリップ、破裂音、歯擦音を確認する。
- 完成動画を無音でも確認し、音だけでも確認する。映像に気を取られて音の事故を見落とさないためである。

## 15. 色と画質

- 肌色を最優先し、過度な彩度、過度なシャープ、黒つぶれ、白飛びを避ける。
- カメラが違う素材は、明るさ、ホワイトバランス、コントラストを近づける。
- フィルターを勝手に追加しない。ブランドの既存動画がある場合は、実物のフレームを基準に合わせる。
- 低解像度の画面録画や画像を無理に拡大しない。読めない場合は別レイアウトを提案する。

## 16. 書き出し

- 縦1080×1920、30fps、指定尺を基準とする。
- 映像と音声の長さ、フレームレート、回転、音声トラック、ファイル容量を機械的に確認する。
- ファイル名には、企画番号、尺、短い題名、版番号を入れる。
- 完成候補と軽量確認版を分ける。軽量版だけを最終納品と誤認させない。
- `06_final` には最新の承認候補だけを置き、古い版は `05_review/archive` へ移す。

## 17. 完成後の全数検品

- 冒頭3秒、すべてのカット境界、字幕切替、カード表示、画像挿入、クロップ変更、BGM開始終了、全効果音、終端を確認する。
- 冒頭、中盤、終盤だけを見て「全体確認済み」と報告しない。
- 0.25倍速で字幕とカット境界を確認し、等速でテンポと違和感を確認する。
- スマートフォン実寸で文字サイズ、顔の切れ、UIとの干渉を確認する。
- イヤホンとスマートフォンのスピーカーで、声、BGM、効果音のバランスを確認する。
- 完成動画から音声を再抽出し、字幕テキストと照合する。
- 黒フレーム、静止、音切れ、重複音声、字幕の一瞬表示、モザイク漏れを検出する。
- 指定尺に入れるためだけに、意味を削ったり不自然な高速化をしたりしない。超える場合は削る候補を提示する。

## 18. 修正と証拠

- 「直しました」だけで報告しない。
- 修正ごとに、問題、原因、変更内容、変更した時刻範囲、確認方法、証拠を記載する。
- 見た目の修正は、変更前後の同一時刻フレームを並べる。
- 音の修正は、変更前後の数値と確認用の短い区間を書き出す。
- 字幕修正は、対象文、修正前、修正後、表示区間を示す。
- 一つ直したことで前後のカット、字幕、音量が壊れていないか回帰確認する。

## 19. 失敗をルールへ変える

- 同じ指摘を二度受けたら、作業者の注意不足ではなく、ルールまたは検査の不足として扱う。
- 追記は「気をつける」で終えず、発生条件、禁止事項、確認方法まで書く。
- 良い追記例は「縦動画は回転メタデータを反映した実寸フレームを着手時に書き出す」である。
- 悪い追記例は「次から顔をアップにしないよう気をつける」である。
- ルール同士が矛盾した場合は、古いルールを残したまま例外を増やさず、優先順位を明記して統合する。

## 20. AIが止まって確認する条件

- 顔を拡大する必要がある。
- 台本と収録内容の数値または主張が違う。
- 使いたいBGMまたは効果音の権利条件を確認できない。
- 顧客情報や機密が映っている可能性がある。
- 指定尺に収めるには、意味のある発言を削る必要がある。
- 新しい演出、フォント、色、BGM、効果音を追加したい。
- 最終公開、アップロード、投稿、既存完成版の上書きを行う。

## 21. 毎回投げる案件ブリーフ

別紙の「コピペ用・完全プロンプト」を案件ごとに書き換えて使う。
最低限、目的、素材、完成条件、編集方針、提出物、禁止事項、人間へ戻す条件を埋める。
不明な項目は推測せず「不明・要確認」と明記する。

## 22. 効果音台帳テンプレート

- 表示名：
- ローカルファイル名：
- カテゴリ：
- 用途：
- 配布元URL：
- 制作者：
- ライセンス：
- 商用利用：可／不可／要確認
- 改変：可／不可／要確認
- クレジット：不要／必要
- 再配布：可／不可
- 利用媒体：
- 取得日：
- 原本ハッシュ：
- 使用動画と時刻：
- 採用理由：

## 23. 完了報告テンプレート

- 完成ファイル：
- 尺、解像度、fps：
- 採用したテイク：
- 台本との差分：
- 追加したBGMと効果音：
- 権利確認：
- ラウドネスとピーク：
- 目視確認した箇所：
- 修正前後の証拠：
- 未解決事項：
- 人間に判断してほしい点：

## 運用の最後に

この仕組みの本体は、一発で完璧なプロンプトを書くことではありません。
失敗を見つけるたびに、発生条件、禁止事項、確認方法をルールへ追加することです。
ダメ出しが消費されず、次の動画にも残るので、編集を重ねるほど同じ事故が減っていきます。
