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AIモデリング・AI建築設計が指す範囲
AIモデリングは、ひとつの完成されたソフトを指す言葉ではありません。設計の初期検討を速くする、複数のアルゴリズムや生成AIの使い方の総称です。
範囲は幅広く、敷地条件から建てられるボリュームを自動で試算するものから、テキストや画像を指示にして外観案を複数出す生成AI、さらにはカメラやセンサーを使った新しい入力方法の実験まで含まれます。共通しているのは、検討の「たたき台」を人より速くそろえる役割だという点です。
たたき台を最終案にするための調整、法規への適合確認、コストとの整合は、これまで通り人が担います。この境界の考え方は建築AIとはでも詳しく説明しています。
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設計初期のボリューム検討をAIで速くする
用途地域、建ぺい率、容積率、道路斜線、隣地斜線、北側斜線、天空率。ボリューム検討は確認する項目が多く、手作業では時間がかかります。
Archi-Prisma Design worksでは、こうした法規条件の整理から、斜線制限や天空率の判定、検討結果の3D表示までを一つの流れにするボリュームチェックツールを自社で開発しています。設計の一番はじめに、その敷地でどれくらいの規模が建てられそうかを素早くつかむための道具です。
ここで出てくる数値は、あくまで検討のためのたたき台です。最終的な法規確認や確認申請は、これまで通り有資格者が行います。
| 従来のやり方 | AIを使うやり方 | |
|---|---|---|
| 検討にかかる時間 | 用途地域・建ぺい率・容積率・道路斜線・隣地斜線・北側斜線・天空率など、項目ごとに手作業で確認するため時間がかかる | 法規条件の整理から、斜線制限や天空率の判定、3D表示までを一つの流れで素早く確認 |
| 検討結果の位置づけ | 有資格者がその都度確認する | あくまで検討のためのたたき台。最終的な法規確認・確認申請は、これまで通り有資格者が行う |
こうした検討を外注するか内製するかという判断も出てきます。判断の軸は設計事務所のAI導入、90日の道筋で詳しく整理しています。
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案を広げる、新しい入力を試す
ボリュームの検討が終わったあとは、案を広げる段階です。ここでも、AIの使い方はひとつではありません。
画像生成AIで外観案を増やす
テキストや参考画像をもとに、外観のスタディ画像を複数つくる使い方です。検討の初期に選択肢を増やす目的で使うもので、完成パースの代わりではありません。使えるツールは建築AIツール8選でも紹介しています。
手の動きで空間を試作する — TENOMA
Webカメラで手の動きを認識し、ブラウザ上で床の広さや高さ、開口を試すデモ「TENOMA(手の間)」を試作しています。手の動き検出はブラウザ上で完結しますが、実機カメラでの検証はまだ途上です。現時点では製品として提供しているものではなく、展示会やイベントでの体験デモを想定した試作段階です。
どちらも、最終的な設計判断の代わりにはなりません。次の章で、人が担うべき範囲を整理します。
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どこまで人がやるべきか
検討を速くすることと、設計の責任を持つことは別の話です。
AIに向く範囲
- ボリュームの概算
- 外観案の選択肢を増やす
- 繰り返しの多い検討パターンの比較
人が持つ範囲
- 法規の最終確認
- 構造・コストとの整合
- 施主への説明と合意
AIで検討の幅を広げたあとは、どの案を採用するかという人の判断が残ります。ここを曖昧にしないことが、AI活用と設計品質を両立させる前提です。チームで取り組む場合は、人材開発支援助成金を使ったAI研修で費用負担を抑えられる場合があります。AI×建築の支援全体はAI×建築事業ページで確認できます。