01
外注か内製か、判断の軸
何を外注し、何を内製するか。判断の軸は、頻度と専門性の高さです。
頻度が高く、毎回同じ形式で繰り返す業務は、内製化すると効果が出やすくなります。頻度が低く、高度な専門判断が必要な業務は、外注を維持したほうが安全です。
たとえば省エネ計算や構造計算の内製化を検討する場合、年間の件数と社内人数の組み合わせで判断が変わります。
| 年間5棟以下 | 年間10棟以上 | |
|---|---|---|
| 少人数(1〜3人) | 外注が中心。スキル習得に時間を割きにくい | 内製化を検討。コスト削減の効果が大きい |
| 中規模(4〜10人) | ハイブリッド。簡単な物件から内製化 | 内製化を推進。組織全体のスキルアップにつながる |
これは省エネ計算・構造計算の内製化を検討する際の考え方の一例です。頻度と専門性で切り分ける発想は、AI導入全体の判断にも応用できます。
複雑な物件や特殊な構造など、専門性が高い部分は外注を残すハイブリッドが現実的です。使うツールの選び方は建築AIツール8選で場面別に整理しています。
03
90日で進める4つの段階
会社全体を一度に変える必要はありません。棚卸しから始めて、基幹フローを1つずつ置き換えます。
- 01
棚卸し(最初の2〜3週間)
今の業務の中から、調査・整理・比較・下書きに近い作業を洗い出します。誰が何にどれだけ時間を使っているかを可視化します。
- 02
標準を決める(1ヶ月目)
1つの業務について、AIに任せる範囲、使ってよい資料、確認方法を先に決めます。ツールを増やすのはそのあとです。
- 03
研修で底上げする(2ヶ月目)
決めた標準を、担当者だけでなくチームに広げます。人材開発支援助成金を使えば、研修費用の負担を抑えられる場合があります。
- 04
基幹フローを1つ、AI前提にする(3ヶ月目)
効果を検証してから、次の業務へ広げます。使うツールは場面別に整理したツール一覧から選べます。
04
現在地を知るところから始める
棚卸しの前に、今の自分たちがどこにいるかを知っておくと、最初の1つが選びやすくなります。
AI×建築の支援全体はAI×建築事業ページで確認できます。研修から導入プログラム、保守、受託開発まで、会社に合わせた進め方を相談できます。