01
建築ARが指すもの
建築におけるARは、設計した3DモデルをAR(拡張現実)でその場に重ねて表示し、実寸に近い感覚で確認する使い方です。
パースは完成イメージを伝えるのに向いていますが、画面の中の出来事です。模型は手に取れますが、縮尺で見るぶん実際の大きさの感覚とはずれます。ARは、スマートフォンやタブレットを通して、現地に立ったまま原寸に近いスケール感でモデルを確認できる点が異なります。
AIの役割は、3Dモデルの調整やAR表示までの流れを扱いやすくする部分です。空間そのものの良し悪しを判断するのは、これまで通り設計者と施主です。判断の境界は建築AIとはでも整理しています。
02
打合せ・現地確認での使い方
ARが役立つのは、言葉や図面だけでは伝わりにくい「大きさ」と「位置関係」を確認する場面です。
| 場面 | 見せるもの | 得られること |
|---|---|---|
| 打合せ | 天井高や開口の大きさ | その場で確認しながら打合せを進められる(合意形成を助ける) |
| 現地 | 更地や既存建物に重ねた3Dモデル | 周辺との関係や道路からの見え方を確認できる(スケール感を確認する) |
| 着工前 | 図面上の変更が実際の空間としてどう見えるか | 着工前にもう一度確かめられる(最終確認) |
合意形成を助ける
プラン図だけでは伝わりにくい天井高や開口の大きさを、その場で確認しながら打合せを進められます。
スケール感を確認する
更地や既存建物の前で3Dモデルを重ね、周辺との関係や道路からの見え方を確認できます。
最終確認をもう一度行う
図面上の変更が実際の空間としてどう見えるかを、着工前にもう一度確かめられます。
03
Archi-Prisma ARでできること
Archi-Prisma Design worksは、建築3DモデルをARで確認する「Archi-Prisma AR」を自社開発し、AI建築サークルの会員に提供しています。
建築モデルを現地のスケール感で重ね、空間をその場で確かめる。使い方はシンプルで、3Dモデルを用意し、現地または想定する場所でARを起動するだけです。
04
用意するものと、ARでは判断できないこと
特別な機材がなくても始められますが、ARが確認できる範囲には限りがあります。
必要なのは、設計データから書き出した3Dモデルと、AR表示に対応したスマートフォンかタブレットです。現地の採寸や測量データを別途正確にそろえておくと、確認の精度が上がります。
| 用意するもの | |
|---|---|
| 3Dモデル | 設計データから書き出したもの |
| 端末 | AR表示に対応したスマートフォンかタブレット |
| あるとよいもの | 現地の採寸・測量データ(確認の精度が上がる) |
| ARだけでは判断できないこと | |
| 構造・法規 | 構造・法規上の適合 |
| 測量・境界 | 正式な測量・境界確認 |
| 契約・仕様 | 契約・仕様に関わる最終決定 |
ARで確認できること
- おおよその大きさと位置関係
- 天井高や開口の見え方
- 周辺との見え方の比較
ARだけでは判断できないこと
- 構造・法規上の適合
- 正式な測量・境界確認
- 契約・仕様に関わる最終決定
AR確認はあくまで打合せの補助です。最終的な仕様や契約内容は、書面と正式な図面で確認します。会社としてAI活用を広げる進め方は設計事務所のAI導入、90日の道筋、チームへの展開は人材開発支援助成金を使ったAI研修で整理しています。AI×建築の支援全体はAI×建築事業ページで確認できます。